自分っていうのは何か他所で読んだのですが、木の板に穴が開いています。その穴のことを言うのに、大きさが何センチであるかとか、周りの木が黒いとか、穴自体の事には触れません。穴は空間ですから、現しにくいのです。 人の場合も然りで、いくら稼ぐ、何歳、身長は体重は、どこに住んでるか、何を食べるか。。であって、人のこと自体は表現しにくいものです。 また自分自身も、養うべき子供がいる、世話をするべき親がいる、つきあっている誰かがいる。。から自分の存在を確認できるのであって、もし誰も居なければ、自分さえも消えてしまうのです。 でも自分がそれでも存在するのなら、誰かが、また何かが自分を表現しているのです。 |